オンラインカジノのまだ引き返せるやめどきのラインはかなり早い
オンカジをやめたいと考えているのならば、それを考えた瞬間こそがオンカジの「やめどき」です。
やめどきは、考えている以上に早く訪れます。
オンカジに限らず、娯楽や嗜好品などはすべてが本来は「楽しみ」のためにあります。
オンカジが楽しいものがどうかは体験して感じるものですが、それよりも前にオンラインカジノとはどういうものだろう?と調べておくことも大事です。
おすすめのオンラインカジノ一覧を事前に見ておくのもいいでしょう。
しかし、このやめたいというタイミングを逃し、ズルズルとオンカジを続けてしまうということは、あまり好ましいことではありません。
オンカジをやめたいと考えるタイミングは、オンカジで身を崩すかどうかのギリギリのラインであると考えるとよいでしょう。
ここでやめられなかった場合、「ここならまだ引き返せた」という安全なラインが、このタイミングを境にしてどんどん遠ざかっていくことになります。
楽しいという感情が大多数を占めていないのであれば、それと距離を置いて、かかわりをやめ、「今後も楽しめるかどうか」を改めて考えるべきなのです。
やめたいと考えた時点で楽しみとしてのオンカジは終わっている
「やめたい」と考えた場合、その何かをやることに対して、もはや「楽しい」という感情がないということを意味しています。
オンカジをやめたいという感情が芽生えたならば、まずは「もうオンカジを楽しんではいない」という自分の状態を受け入れましょう。
人は「楽しい」と感じていなくても、脳の快楽中枢からの刺激を記憶しているために、もはや快楽としての刺激が受け取れないものであってもその刺激を求め続けてしまう傾向にあります。
オンカジのようなギャンブルは、脳の報酬系と言われる部分を刺激するためのシステムが組まれており、勝ち負けはもちろん、ゲームの音や光などの演出なども、すべてが脳の快楽中枢の報酬系に強烈に作用します。
報酬系への刺激は「報酬がありそうだ」という予感とともにもたらされます。
オンカジでの勝利の場合はその予感が爆発する形で報酬が与えられ、敗北の場合は「報酬がありそうだ」という期待感が快楽的な刺激として記憶されます。
この「勝ったときの報酬からもたらされる快楽の記憶」と「負けたときの報酬からもたらされる快楽の記憶」のそれぞれの繰り返しによって、オンカジのようなギャンブルは「楽しい」という強い感情を導き出すことになります。
ところが、この「楽しい」という感情を引き出すはずの強烈な快楽を繰り返し脳に与えると、ある瞬間から、報酬系を認識する脳の機能に「故障」や「鈍化」が現れます。
この報酬系が壊れた状態で、それでもなお快楽を求める状態こそが「やめたい」というものです。
機械などの場合、壊れたならいったん様子を見て修正できるかどうかを見るのが普通ですが、人間は自分に起こった「故障」をそれとして認識できず、壊れたまま活動を継続してしまうことがよくあります。
やめたいと思ったときに壊れていることになかなか気づけない
「オンカジをやめたいと思ったときがやめどき」というのは、人間としての重要な機能な壊れはじめているのに、壊れているという自覚を人がボンヤリとしか持てないタイミングだからです。
初めからそのタイミングを知っていれば「あ、もう壊れているんだ」と自覚してすぐにやめられますが、それを知らなければ、壊れたまま、やめどきを超えて「やめたい」と考えながらオンカジを続けてしまうでしょう。
オンカジに関しては「やめたい」と考えた最初の瞬間がやめどきですが、それだけでやめられない場合は、やめたいという思考にプラスして、次のような行動をしているかどうかを考えるといいでしょう。
まず、やめたいと考えているのに賭け金が多くなっている。
これはかなり危険です。壊れたうえに、より強い刺激を欲している状態なので「やめたい」ではなく「やめるべき」の警告を体が出しています。
「オンカジをやっていないと落ち着かない」のも危険です。
これは「やりたくないけど落ち着かないからやっている」というターンであり、オンカジをやることで一瞬だけは落ち着くので「やめたいというのは気の迷いだったんだ」という逆の誤解を導くこともあります。
最後に「負けた分を勝って取り返そう」という思考が出てきたときも、危険です。
オンカジに関しては、「勝って取り返そう」と考えた時点で、すでに「やめたい」のラインを超えていることを自覚しましょう。
「やめたい」という気持ちは、一人だけでは処理できないこともあります。
借金をしてでもオンカジを打つというほどに症状が進行してしまったなら、精神科などで依存症の相談を受けるのもいいのではないかと思います。
とにかく、やめたいと思ったら、そのタイミングでオンカジはやめましょう。