スレイブボム

吸収剤が不使用だからといって安全は保証されない

   

「ノンケミカルの日焼け止めとは何か、20字以内で明瞭に答えよ」という問いを出されたときに、的確にその答えを出すことができる人は、おそらく、日焼け止めについてすでに何らかの知見を得ており、一度はその言葉の意味を調べてみたことがある経験を持つ人に違いないでしょう。

しかし、もしここで正確な答えが出せず、さらには「化学物質が含まれていない優しい日焼け止め」などというとんちんかんな回答を出すのであれば、その人は、いますぐにノンケミカルの日焼け止めについての正しい知識を持たなければならないでしょう。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めという言葉の裏側

冒頭の問いに対する模範解答は、「紫外線吸収剤不使用の日焼け止め」です。この答えを見て「なんだ、じゃあ、やっぱり身体に優しいのでは」と考える人は、答えの先にある本質をまだ見抜けていないということになります。
「紫外線吸収剤不使用の日焼け止め」という答えは、裏返すと「紫外線吸収剤以外のものは何でも使っていい日焼け止め」を意味していることを見逃すわけにはいきません。

言葉の表皮の奥に潜り込み悪影響な化学物質をえぐりだす

「ノンケミカル」という言葉には「紫外線吸収剤は使っていないが、それ以外の紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛)、防腐剤、香料、シリコン、ナノ粒子といった、身体に有害になりうる化学物質を含むことは可能である」という意味が隠されているのです。
その意味を覆い隠しているのが「ノンケミカル」という表面的な印象では身体に良さそうなこの言葉それ自体であることは、あらためて言うまでもないでしょう。
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